新型エスティマ/エスティマハイブリッド試乗、鮮明になった魅力と弱点
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
エンジンは3.5リッターV6エンジンが廃止され、2.4リッター直4と、2.4リッター直4にモーターを組み合わせたハイブリッド(4WD)の2種類となった。
今回試乗したのはエスティマの最上級グレードである「アエラス・プレミアム-G(FF)」と、エスティマ・ハイブリッドのうえから2番目のグレードとなる「アエラス・スマート」。ハイブリッドは後輪をモーターで駆動する方式のため、全グレードが4WDになる。価格は前者が370万円、後者が453万円ほど。グレードによって多少の差はあるが、ノーマルとハイブリッドの価格差は約100万円。4WD代の20万円を差し引いてもかなり大きめだ。
まずはハイブリッド車の「アエラス・スマート」で走り出す。信号からの発進を含め、街中の流れにのって走っているかぎり動力性能や静粛性にとくに不満はない。決して速くはないが、クルマの性格を考えれば十分に及第点が付く。とくにモーターアシストを使ってエンジンにラクをさせている領域でのパワーフィールには上質感すら感じた。
ただしキツめの上り勾配や追い越し、高速道路への流入などでアクセルを深く踏み込んだときの静粛性に高い点は付かない。音量も大きめだが、むしろ気になるのは音質。回りたがっていないエンジンを無理やり回しているかのような不満げな音は決して気持ちのいいものではない。内外装のデザインがかなり洗練されているだけに、このあたりは古さを感じてしまう。
フットワークはいい感じだ。変更したのは電動パワーステアリングとダンパーの微調整のみということだが、乗り心地はスムースで上質だし、穏やかな特性のステアリングとしっとりしたロール感とのマッチングも上々。キビキビ感はまったくないものの、「そんなものミニバンに求めてないもんね」と思えるようなリラックス感がある。高速道路を含め、快適かつ安楽に走っていられるのがこのクルマの魅力だ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
BMW『M5』新型は最高速305km/hのHEVに、ワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で
セルフ式ガソスタで「給油口カンカン」は絶対NG! でも一体なぜ危険なの? 熟練ドライバーもやりがちな「うっかり行為」に潜む危険とは
今更聞けない!? 日本にある4大バイクメーカーの特徴とは?
レッドブルF1重鎮、フェルスタッペンとノリスのトップ2激突は「完全に不必要」チーム自ら招いたピンチとも示唆
2択アンケート「近距離の足として使うなら、原付? 電動アシスト自転車?」【クルマら部 車論調査】
改良型CX-60の魅力まとめ
国内最高峰 トヨタ「センチュリー」の新車価格は2000万円超え! 買うために必要な年収とは? 厳しいといわれる“購入の条件”とは
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
【ドロドロドロ…】レイバックのSTIパーツてんこ盛り仕様に乗ったら「あの音」が復活していた!
スバル ソルテラに乗って「電気自動車を所有する現実度」を考えてみた
V16NA×3モーター1800馬力、宝石あしらった内装、6.5億円…新型ブガッティ「トゥールビヨン」の異次元っぷりまとめ
ノアヴォク・セレナ失速とステップワゴン急上昇の理由。次の改良で上級グレード「エアーEX」登場か
【20周年記念車オーナーに激震?】「ゴルフR“8.5”」登場。買い物もこなせる超高速ハッチ
ホンダ新型「フリード」発売 購入検討時にチェックしておきたいポイント&シエンタとの価格差は?
【よく見りゃ大変化!】発売迫る新型BMW「X3」のデザインやお買い得度を現行型と比べた
大幅改良で走りが激変「ヴェゼル」の買いは最上級「Z」の4WD。新設定ハントパッケージの評価は?
日産の新型3列SUV「インフィニティQX80」が米で7月発売決定。打倒レクサスLXとして日本導入ある?