BMW M5の頂点モデル「CS」の取材成功。コンペティションより600万円以上高いが日本でも早期売り切れの可能性あり
掲載 carview! 写真:Kimura Office 65
掲載 carview! 写真:Kimura Office 65
2020年BMW M社は14万4000台あまりを販売し、宿命のライバルであるメルセデスAMGに2万台近い差をつけて、再びプレミアムパフォーマンスブランドのトップに立った。そのM社のシンボルともいえるモデルが「コンペティション」と、その上位モデルの「CS(クラブスポーツ)」で、これまでに「M2」「M3」「M4」が登場、いずれも予想を超える受注が入っているといわれる。
そして今回、「M5」をベースにした「M5 CS」が登場した。レポーターはこの発表に先立って、ミュンヘン郊外のシークレットスタジオで接近遭遇を許可された。同行したのはM社でM5のプロダクトマネージャーを務めるミヒャエル・シェルホルン氏である。
スポットライトの中にたたずんだM5 CSで何よりも目を引くのが「フローズン・ディープ・グリーン」というM5 CS専用カラーのボディと、ゴールドブロンズのキドニーグリルやイエローのL字型ライトチューブだ。
前述のシェルホルン氏は「専用カラーに与えられる『フローズン』はクール、エクスクルーシブを表し、他に『フローズン・ブランズ・ハッチ・グレー』があります。またアクセントテーマカラーは『マットゴールドブロンズ』で、キドニーグリルだけでなく、サイドのジルズ(Gills:えら)やホイールとロゴにも使用されています」と解説する。
そして何よりも重要な「CS(クラブスポーツ)」のコンセプトは、「M5シリーズのハイエンドモデルとして最大のパフォーマンスと魅力を引き出すこと」であると締め括った。
M5 CSが搭載するエンジンは、M5 コンペティションが積む4.4リッターV8ツインターボ(開発コードS63)に改良型インタークーラーで最適化したターボや、350バールの燃料噴射ポンプ採用したもので、最高出力は10馬力アップの635馬力となっている。750Nmの最大トルク値は変わらないが、その発生範囲は1800~5950rpmへと高回転域側が広がっている。
組み合わされるトランスミッションは8速ATで、駆動方式はもちろん4WDである。その結果、0-100km/h加速は3秒フラット(コンペティション比-0.1秒)、200km/hまでが10.3秒と向上。ただし最高速度はスタンダードが250km/hでリミッターが介入し、オプションのドライバーズパッケージを付けると305km/hとなるのは変わらない。
加速性能向上にはボディの軽量化も貢献している。軽量化は合計70kgに及び、標準装備のカーボンセラミックブレーキだけで23kgが削られる。防音材や防振材は最小限。ボンネット、ドアミラーハウジング、スポイラー、ディフューザーにはカーボンパーツが採用され、さらに4脚のカーボン製スポーツシートも装備する(M5CSは4人乗り) 。その結果、空車重量は1825kg、パワーウエイトレシオは2.87kg/PSとなった。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ドゥカティの17車種合計2822台をリコール…後輪車軸が破断するおそれ
日産が新たな「NISMOモデル」世界初公開へ! 新「フェアレディZ NISMO “MT”」や「スゴイGT-R」の姿も! 東京オートサロン2026出展概要を発表!
古河ユニックが小型トラック用ユニックキャリアをモデルチェンジ!! 車両運搬車の定番モデルが標準装備とオプション装備を拡充
【12月17日発売】巻頭特集は「川崎鶴見臨港バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン131号!!
ダイハツが手掛けたデコトラがスゴい! ハイゼット トラック PTO ダンプ 大発命(ダイハツメイ)登場へ──GQ新着カー
ベトナム最大手ビングループ、インドで30億ドル投資へ…EV・都市開発など多分野で協力
「日本の軽」は海外に食われるのか? “日本独自規格”脱出への壁 「海外で売っていいよ」と言われても簡単じゃない!?
三菱ふそう『スーパーグレート』新型、初の海外投入…台湾で先行受注100台突破
ホンダが「新“5人乗り”ミドルクラスSUV」発表! 精悍「ブロンズカラー」の“タフ仕様”が新登場! 日本導入も「期待大」な新「CR-V HuNT(ハント)」タイで実車公開
日産自動車と奈良県、EVを活用した災害時電源確保とSDGs推進で協定
ダイハツ「ちいさな“高級”軽バン」に注目! もはや「“ミニ”アルファード!?」な“カクカク”デザイン! 全長3.4m級の上質モデル「アトレー“プレミアム”ver.」に期待感高まる
【ランドローバー】巨大なスペースをどう使う?2人乗り商用ディフェンダー日本初上陸
【第3世代e-POWER搭載】次期「ローグ(日本名エクストレイル)」の燃費が判明! RAV4やCR-Vなどライバルに迫る実力で日産経営再建の切り札に?
“スポーツカー大量死”の時代が来ている。名車「コペン」現行モデルが“終了”する本当の理由とは
【専門家は絶賛、市場では低迷】新型「フォレスター」が日本カー・オブ・ザ・イヤー大賞の謎。スバルらしさは評価されるのに“売れない理由”とは
クソデカピックアップだらけの米国で“日本式タイニーカー”を作る…? 売れない小型車を誰が買うのか、それでも狙う理由とは
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤー3位獲得の実力派…「クラウンエステート」オーナーのリアル評価は?
【ついに実車が一般公開】新型「GR GT/GR GT3」が「東京オートサロン2026」に登場! モリゾウ登壇&V8ターボの“フラッグシップ”がデモランへ
【ダイハツが本気で遊んできた】「東京オートサロン2026」に“5台の特濃カスタム”登場。デコトラ風の軽トラから“超ドデカグリル”「タント」まで
【朗報】BMW次世代「3シリーズ」はガソリンも継続! BEV版「i3」とは“プラットフォームから別物”…2台の新デザインを完全比較
「センチュリー(セダン)」改良で「エレクトロマルチビジョン」廃止に惜しむ声。ユーザーが考える“ナビ画面が小さい理由”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!