ベイビーアルファことMiToを写真でチェック!
掲載 更新 carview! 写真:編集部、フィアット・オート・ジャパン(イタリア本国仕様)
掲載 更新 carview! 写真:編集部、フィアット・オート・ジャパン(イタリア本国仕様)
もっともコンパクトなアルファロメオ=「MiTo(ミト)」が、5月16日(土)から日本でも販売される。ミトという車名は、デザインセンターが置かれているミラノ(Milano)と、生産地であるトリノ(Torino)の頭文字に由来するもの。ミトはそのスタイルやコンセプトから、“ベイビーアルファ”という愛称でも親しまれている。日本デビューの舞台は、六本木ヒルズ展望台。東京の夜空にアルファレッドのボディが鮮やかに浮かび上がっていた。
アルファのアイコン「8C コンペティツィオーネ」の血統を引き継ぐミトのデザインは、丸みを帯びたラインとホットハッチらしいスポーティさを融合。アルミホイールは8Cコンペティツィオーネと同じデザインが奢られ、クロームリングで縁取られたヘッドライトやLEDテールランプなどが個性をさらに際立たせている。ドライバーコンシャスにデザインされた内装も、スポーツモデルのそれ。アルミ製スポーツペダルやスポーツシート(ファブリック)が標準となる。
搭載エンジンは、サソリマークでお馴染みのアバルト・グランデプントと同じ1.4リッターターボ。最高出力は155ps/5500rpm、最大トルクは通常時が20.5kg-m/5000rpmで、ダイナミックモード時にはオーバーブースト機能が作動して23.5kg-m/3000rpmまでトルクアップする。トランスミッションは6MTのみ。147よりも小さく軽量なボディにパワフルなエンジンを搭載するミトなら、さらに痛快な走りが期待できるだろう。
ドライビングプレジャーや安全性を高める統合制御システム「アルファロメオ D.N.A.システム」の搭載も注目のトピックだ。このシステムでは、シフトノブ前にあるスライド式スイッチを操作することで、「D:ダイナミック⇔N:ノーマル⇔A:オールウェザー」という3つのドライビングモードを選択。エンジン制御や電動パワステのアシスト量、VDC(ビークル・ダイナミック・コントロール)などを統合制御して、様々なシーンにマッチした走り味を生みだす。VDCの制御マナーは、“クルマを操る主役はあくまでもドライバーである”というアルファロメオの基本理念に則ったもので、むやみに介入することなく、必要なシチュエーションで的確に作動するように躾けられている。
導入当初は「1.4 ターボ スポーツ」のシングルグレード。6MTの右ハンドル仕様のみで、価格は285万円。一方で来年には「AT仕様」、さらには高性能バージョンの「GTA」の導入も予定されているようだ。
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