三菱トッポ誕生＆パジェロミニもビッグMC！

パジェロミニもリフレッシュ

さてここでもうひとつ、復活ならぬ大変身を遂げた三菱のレギュラー軽自動車があるのでご紹介。子パジェロこと、パジェロミニだ。大変身とはいってもマイナーチェンジなのだが、基本メカニズムが同じというだけで、エクステリアもインテリアも大胆にリフレッシュされている。

まずエクステリアは、誰が見ても本家パジェロを連想するような、モダンな逞しさを表現。フロントグリルのツインメッキバーが太くなり、ヘッドライトもちょっぴりツリ目の親譲りだ。リアビューではナンバープレート取付け位置がバンパーに移動して、背中にしょったスペアタイヤはややセンター寄りにシフト。ハイマウントストップランプが室内に付いたことで、後方の視認性をアップしている。

エクステリア以上に変わったのがインテリアで、メッキリングがついた大型3連メーターや、肌触りのいいシックなブラウンのシートなどで質感がアップ。直線基調だったインパネはずいぶんとなめらかになり、丸いモチーフが楽しげだ。センターパネルにナビ装着スペースが確保されたほか、大きな収納ポケットもあり、ドリンクホルダーはペットボトルもOK。その代わりに灰皿が姿を消しており、時代の流れを物語っている。また、三菱の上級モデルでも好評のETACS（エタックス）搭載で、ヘッドライト消し忘れなどの“うっかりミス”を防いでくれたり、シフトをリバースに入れると自動的にリアワイパーが動いたり、といった便利な機能が盛りだくさん。リモコンキーで車外からパワーウインドーを閉める、なんて芸当もできてしまうのだ。

さて、走りは従来のパジェロミニらしく、少々の乗り心地なんかは気にする方が神経質、といったおおらかさだが、このクラスで本格4WDを持つ強みがあるだけで文句はなし。燃費だって0.6km/Lアップしたし、ターボの4WDなら前よりお安く手に入るし、こちらもトッポ同様、コアユーザーから大歓迎されるにちがいない。