新型コルベットは初のミッドシップとは思えない完成度。FRをやめた理由とは何か?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:GMジャパン 112
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東京オートサロン2020で行なわれたジャパンプレミアが大きな話題を呼んだ新型「シボレー コルベット」。通算8世代目にしてFRレイアウトに別れを告げ、ミッドシップスポーツカーへと変貌を遂げたのだから、従来のファンならずとも気になるはずのこの注目作を、日本上陸よりひと足先にテストする機会に恵まれた。初のグローバルテストドライブの舞台に選ばれたのはアメリカ ラスベガスだ。
往年のファンからは否定的な声も聞こえる一方、新しいファンからの歓迎の声も小さくない、要するに話題騒然のミッドシップ化は、コルベットを更に進化させるためには必然だったという。FRレイアウトの開発はすでに限界を迎えており、コルベットを進化させるには、もはやこの方法しか無かったというのが開発陣の言い分である。
そして実際、新型コルベットは最高出力495hpのノーマルエンジンにZ51パッケージを装着した車両で、0-60mph(96km/h)加速2.9秒という驚速ぶりを実現した。この数値は、最高出力650hpのスーパーチャージド・ユニットを搭載した先代Z06の同2.95秒をわずかに凌ぐ。もちろん要因は絶大なトラクションだけではないにしても、そのアドバンテージは明らかと言えるだろう。
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