新型フォレスター“X-BREAK”公道試乗 17インチがもたらすフィーリング
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:望月 浩彦
新型フォレスターはNYショーでの登場時から、「見た目が以前と変わらない」という意見が多い。しかしながら、実物を陽の光の下で見るとかなり違っているように感じる。実際に伊豆サイクルスポーツセンターでクローズドコース試乗会が開催された時に先代モデルとのデザインの比較ができたが、その時に見比べた印象では新型の方が力強い印象を与える、ギアっぽさが増したデザインだ。
例えばボンネットフードには抑揚が付けられて、左右のライトの上にはっきりと“峰”が設けられた造形で、前後タイヤハウス周りに与えられたキャラクターラインも力強く、眺めた時にいかにも力強く地面を踏みしめている感がある。先代よりも遥かに骨太な感覚が漂う。
最も違うのは正面から見た時の縦横の比率だろう。理由はそのボディサイズで、新型フォレスターは先代型に比べると全幅では15~20mm拡大されたが、全高はほぼ同じ。実際に正面から見比べると、先代モデルは縦横比が縦長なのに対して、新型は横長。それによって新型は数値以上にワイドに見えてどっしり感がある。そしてそこに先代以上に彫りの深いキャラクターラインやパネルの凹凸が加わることで、筋肉質な感じが表現されている。それゆえにタフな印象を与えるのだ。
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