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フェラーリ ポルトフィーノは先代カリフォルニアTと別モノに進化していた

進化した走りで先代モデルとはまったく別のクルマに

ハードウェアをより詳細に見ていこう。車両重量は、カリフォルニアTより80kg軽量化された。特にオールアルミ製のボディは、従来に較べて鋳造部品の点数が増やされるなど構造が刷新されている。また、従来は樹脂製だった車体床下をフラット化するためのカバーがプレス成形のアルミニウム製とされ、これ自体も構造部材として働くようにされるなどして、軽量化と高剛性化を追求。結果、静的ねじれ剛性は35%向上し、特にサスペンション取付部について言えば、50%も剛性アップが実現しているという。

排気量3855ccのV型8気筒ツインターボエンジンは、カリフォルニアTに較べて40ps増の最高出力600ps、最大トルク760Nmを発生する。中身はこちらも大幅に刷新。特にレスポンス向上を狙って、ツインスクロールタービンを内蔵したワンピース構造の鋳造ターボマニホールドは目をひく。

こうしたハードウェアの進化は、走りにもハッキリと表れている。まず走り出すと、ボディはいかにも軽く、そしてシャキッとした印象。エンジンもアクセルオンに対するごく初期のレスポンスを除けば、あとは切れ味良く吹け上がり、一層小気味良さを増したDCTのリズミカルな変速ぶりと相まって、何とも爽快なのだ。当たり前だが、カリフォルニア Tとは、まったく別のクルマになったという印象すら受ける。

室内への空気の流れ込みを30%も低減したという新構造のウインドディフレクターや、ルーフの開閉状態に合わせて自動調整される空調などのおかげもあって、オープンでの走行はとても快適。リトラクタブルハードトップは40km/hまでの速度でなら走行中も開閉できるようになったから、開けるのも閉めるのも思い立ったらすぐというのも嬉しい。

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