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新型Cクラス。完成度高だが3つの点が気になる

Eクラスの存在感を脅かす完成度と商品力

フランスのマルセイユで触れた4代目となる新型Cクラス。市場からの注目度は高く、たくさんの人からどうだった? と聞かれる。その度に「…良かった…よ」と、どことなく歯切れの悪い答えを繰り返している。

クルマそのものの完成度は高いし、商品力も高い。ではなぜ歯切れが悪くなるのか? 理由は大きく3つあるのだが、第一の理由として、新型の完成度や商品力が高すぎて、車格がひとつ上のEクラスを脅かしている感覚が絶えずあったことを挙げたい。

素直に受け取るなら、この事実は「今回のCクラスはスゲーッ」と歓迎すべき事かもしれない。しかし、Eクラスとの差別化は? この内容でこの価格は大丈夫? Cクラスにそこまでの商品力が必要なのか? など疑問が尽きないのだ。当然、試乗後に開発陣に質問をした。Eクラスに乗り味を含めた商品力が近づき過ぎではないか? と。

すると、想定済みの質問が来たとばかりに「小さいクルマに高級を求めるニーズが高まっていることへの対応。そしてEクラスが次にモデルチェンジしたとき、その差は適正になる。」と自信を持って答えを返されたのが印象的だった。

新型Cクラスの実力を持ってして、差は適正になると言わしめる次期Eクラス。まだ情報は全く入ってこないが、そちらにも俄然、興味が湧いてきた。何はともあれ、現行Eクラスに迫るほどの進化を遂げた新型Cクラスの中身を掘り下げて行こう。

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