新型Cクラス。完成度高だが3つの点が気になる
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:メルセデス・ベンツ日本
Eクラスを髣髴させる乗り味を実現できた要因はほかにもある。フロントサスペンションに、マルチリンク式が採用されたことだ。少々オタク的な話になるが、マルチリンクはフレームへのサスペンションの接合点(支持点)が多い。
それだけ人間で言えば体幹が鍛え上げられているようなもので、ガッチリとタイヤを支えられるので、結果として激しい走りでもタイヤが設計通りに路面に接地して、安定したグリップ力や走りが得られるのだ。当然、スポーティなモデルへの採用例も多いが、足回りのスムーズな動きを確保しやすいという乗り心地のメリットも見逃せない。
タイヤがガッチリと支えられると、バネ(エアサスや金属コイル)やダンパーというバネの動く速さをコントロールする機構に余計な負荷を掛けない。これにより足回りの動きがよりスムーズでしっとりするというわけだ。
こうして、新型Cクラスの乗り味はEクラス並みに優雅でゴージャスなモノとなった。やや気になるとすれば、しっとり感や優雅さを強調したからか、若干フワッとした動きがあり、カーブや路面のうねりが連続するシーンでは、クルマがあおられるような動きをすること。クルマ酔いが苦手なら、今回は確認できなかった通常の金属バネを選択するほうが良いかもしれない。
エンジンは、2L直列4気筒・直噴ターボを積むC250でも十分すぎるほどの力があり、とくに高回転の気持ちよさは格別だ。しかし、同時に試乗できたC220ブルーテックが積む、2.2Lディーゼルの溢れんばかりのパワーは、エアサスの優雅な乗り心地とさらに相性が良いと感じた。
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