ゴルフヴァリアント、超鉄板ワゴンに速攻試乗
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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男は黙ってなんとかビール…じゃないけど、コイツもおそらく黙ってても売れますな、ゴルフヴァリアント!
過去最高品質で、年間最多販売とも言われる7代目ゴルフをベースとし、しかもド定番派生車種のワゴン。初代モデルが3代目ゴルフの時代に登場して以来、すべての世代で作られ、日本だけで12万台弱も売ってきた。それだけに潜在需要は多く、出来が良ければ年1万台レベルの販売も夢ではない鉄板ネタ。評価の高い7代目ベースだけに乗らずに買ってもいい! と思ったほどだ(笑)。
ついでに最近は家族の減ったミニバンユーザーの「3列目シートはいらない」要望も多く、ワゴンブームが微妙再燃。燃費もセダン並みの空力とVWのダウンサイジングエンジンで見るからに良さそうだしマジで乗らなくても…とも思いましたが、不肖オザワ、やはりチェックしてみました。
まずは見た目だがリアドアまではエッジが良く利いたゴルフ7と全く同じ。どっからみてもゴルフワゴンっぽい実用デザインだが、旧ワゴンよりもシャープになった分、よりワゴンっぽくなったといえばなったような…ま、変わらないか?
サイズは全長4575×全幅1800×全高1485mmと旧ワゴンより30mm長く、15mm幅広く、45mm低い。一方、ベースのハッチバックと比べると310mm長く、25mm高くなった以外はまるで同じ。全高の伸びはほぼルーフレール分だから、荷室が約300mm伸びたと考えればよい。
結果生まれたラゲッジの広さは感動のレベルでなんと605リッター! 旧型の505リッターから100リッターも拡大し、格上のメルセデス・ベンツ Eクラスワゴンには負けるが、レガシィやアテンザワゴンを軒並み凌駕する。小さな子供ならベッド代わりにも使えそうな広さだ。ついでに床下収納も進化し、トノカバーや荷室のバーがそっくりそのまま納められるようになったのも隠れた美点だ。
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