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ビッグマイチェンしたA4 変更点と進化の度合い

クルマを育てるということ

クルマを育てるとはこういうことなのだな…ビッグマイナーチェンジした新型A4に乗ってそう思った。

ちょっと驚くほどの変わり様は後ほど報告するとして、まずはおさらいがてらA4シリーズのアウトラインから見ていくことにしよう。

A5シリーズのマイナーチェンジ、A6アバントの追加に続き、アウディにとって今年3番目のニュースとなるのがA4シリーズのマイナーチェンジだ。A4はアウディ販売のおよそ25%を占める主力モデルで、ときを遡れば72年に登場した80シリーズがそのルーツとなる。その後、4代に渡った80シリーズは95年にA4シリーズへと発展解消。現行モデルは初代から数えて8代目、A4となってからは4代目となる。

世界での累計販売台数は80とA4を合わせて1000万台。日本でも今年中には10万台に達する見込みだ。

2008年3月の日本発売からちょうど4年が経ち、今回のビッグマイナーチェンジを迎えたわけだが、変更箇所は多岐にわたる。しかし、真っ先に目がいくのはなんと言っても化粧直しを施した顔だろう。ひと足先にビッグマイナーチェンジを受けたA5同様、いまやアウディの顔としてすっかりお馴染みになったシングルフレームグリルの形状を変更。併せてヘッドライトの形状も新しくしてきた。

新旧モデル間の最大の識別ポイントとなるのがこの顔だが、変更の目的は「変えること」ではない。その背景には、時代性、トレンド、ライバルやフォロワーとの差別化といった様々な狙いが隠されているのである。

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