ビッグマイチェンしたA4 変更点と進化の度合い
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
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新しいシングルフレームグリルの特徴は上端ラインの角を切り落としていること。これにより従来の逆台形から変形六角形になった。それに合わせヘッドライトも下端ラインが中央に向かってググッとせり上がっていくダイナミックな形状へと変化。せり上がるラインが、シングルフレームグリルの切り落とした角のラインとほぼ並行になっているのがミソだ。
従来の顔は、まずはシングルフレームありきのデザインであり、ヘッドライトはあくまでオマケ程度の存在だった。それに対し、新型A4はヘッドライトとグリルに強い関連性を与えることでフロント部の統一感を高め、フェイス全体で個性を主張している。手法こそ異なるが、新型 BMW3シリーズもキドニーグリルとヘッドライトを一体化してきたし、レクサスのスピンドルグリルにも同様の考え方が見られる。統一感とはすなわち洗練のこと。そう、新型A4の新しい顔は、洗練度と個性を同時に高めるための方策というわけだ。
日本にいるとなかなか実感できないが、ヨーロッパではオペルやフォード、ヒュンダイといった大衆ブランドが躍起になってデコラティブなデザインを採用してきている。そんなデザイン攻勢に対し、これまで押し出し感の強い顔で存在感をアピールしてきたプレミアムブランドはどう対抗するのか? さらにデコラティブな方向を目指す? 答えはノーだ。過剰な押し出し感ではなく、洗練された美しさへの方向転換こそが、今後プレミアムブランドが目指すデザインの方向性になるだろう。わかりやすく言えば、派手系メイクから、ちょっと大人っぽい上品メイクへの方向転換である。前ページで「変えること」が目的ではないと書いたのはそういうことだ。新型A4に与えられた新しい顔は、プレミアムカーがプレミアムな存在であり続けるための新しいトレンドを採り入れた意欲作なのである。
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