最速キャデラック試乗 ニュル発のモンスター
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
キャデラックはいわずと知れたGMのトップブランドで、アメリカを代表する最高級ブランドでもある。だからそのイメージは通常、豪華で安楽なセダンというもので、どう考えてもモータースポーツとは重ならない。ところが実は1950年、量産型セダンとその改造型ロードスターの2台のキャデラックがなんとル・マンに出撃し、総合10位、11位で完走している。つまり、こういった歴史こそCTS-Vの布石だといえる。
そのキャデラックは現在、セダン系4モデル、SUV系2モデルからなるラインナップを持つが、そのなかで最も小さいクルマがCTSである。とはいえ、そのサイズはセダンで全長4870×全幅1850×全高1470mm、ホイールベース2880mmだから、ヨーロッパ車でいえばメルセデスEクラスとほぼ同じ大きさになる。つまりEセグメントに属するわけだ。
CTSのポイントその2は駆動方式にある。現在のアメリカの中型車の多くがFWD=前輪駆動を採っているのに対して、CTSはメルセデスやBMWと同じRWD=後輪駆動を敢えて採用して、アメリカを代表するプレミアムブランド、キャデラックのアッパーミドルカーであることを誇らしく主張している。後輪駆動だからこそ、V6からV8まで、気筒数の異なるパワーユニットを無理なく収めた、幅広いバリエーションを展開できるわけだ。
CTSには4ドアセダン、5ドアスポーツワゴン、それに3ドアクーペの3つのボディバリエーションがある。今回のCTS-Vはクーペボディのモデルで、2880mmのホイールベースはセダンと変わらないが、全長4800×全幅1900×全高1420mmと、ボディ外寸はセダンよりやや短く、少し幅広く、若干低い。CTS独特の鋭いナイフで削ぎ落したようなシャープなエッジを持つデザインの妙が、クーペでは一段と鮮明に実感できるのも魅力だ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
中国自動車業界における歴史的一歩! テインサスペンションの純正採用が実現
マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト