ドイツ車より新鮮?キャデラック初のワゴン誕生
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:中野 英幸
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CTSスポーツワゴンの試乗会場で、「これ、ドイツ車だね」という声がどこからか聞こえてきた。すでにCTS、STSといった新世代キャデラックに突入して久しいが、いまもこういった感想は珍しくない。では、ドイツ車と評されるCTSはどんなクルマなのか簡単に振り返る。
CTSは90年代キャデラックブランドの中心にいたセビルのひとつ下にあたる。日本ではあまり知られていないが、当時キャデラック・カテラという名で売られていたモデルの進化版だ。その意味からすると、CTSは”カテラ・ツーリング・セダン”を指すと思われる。当時ベースとなったのはオペル・オメガで、ほとんどそのままグリル&バッジを替えて売られていた。
それじゃいまも中身はオペルかというと、そうではない。新世代キャデラックは独自開発した専用のFRシャシーからなる。彼らはそのために開発の中心をドイツ、ニュルブルクリンクサーキットに置き、2000年から3年間ル・マン24時間耐久レースに参戦した。そして出来上がったのがこの“ドイツ車的”といわれるシャシー&パワートレーンである。
ちなみに、キャデラックは現在もアメリカ・ル・マンシリーズに参戦し、そこでのデータと経験を量産車にフィードバックさせている。そのため本国でのCTSのイメージは我々が認知している以上にレーシーといえるだろう。
CTSスポーツワゴンは、こうした流れの中で生まれた。つまり、ワゴンといってもオールドスクールなアメリカンステーションワゴンではなく、高性能を前面に押し出すヨーロピアンツアラーだ。それを証拠に、このクルマはセダンと同じホイールベースで成り立っている。
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