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パヴァロッティに捧ぐ、マセラティGTの本命!

モデナ、マセラティ、パヴァロッティ

実をいうとマセラティが最初に創立された場所はボローニャだったが、今では誰もがモデナをマセラティの故郷と認識している。現在マセラティの本社があるモデナは、北イタリアのエミリア・ロマーニャ州にある規模の大きい都市のひとつで、近郊にはフェラーリが本拠を置くマラネロがあり、別の方角に走るとランボルギーニの故郷サンタガタもあったりする工業都市的な一面を持つ一方で、イタリアのなかでも有数の食の都としても知られていたりする。そう遠くない周囲にパルメザンチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノや生ハムの本場として知られるパルマやレッジォ・エミリアがあり、だいいちモデナそのものが上質なバルサミコの産地として世界中にその名を轟かせている。

実はそのモデナは、とある高名な芸術家の故郷でもある。それは、あまりオペラとは縁のない僕のような人間でも知っているテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティさんである。実はパヴァロッティさん、今から2年前に71歳でこの世を去っているのだが、モデナ郊外の広大な敷地のなかにある彼の邸宅には、今もその未亡人と娘さんが住んでいる。今回のマセラティ・グラントゥーリズモSオートマチックの国際プレス試乗会は、なんとこのパヴァロッティ邸でのプレゼンテーションとディナーから始まったのだった。

 実は生前のパヴァロッティさん、もちろん自分と同郷のクルマという思いもあったはずだが、マセラティの大ファンで、1963年にセブリング3500GTを手に入れてからというもの、マセラティと共にある生活を過ごしてきたという。パヴァロッティ家の母屋に招かれてのディナーには、さすがかの芸術家に見初められただけのことはある魅力を今も放つニコレッタ未亡人と、小学低学年と思しき一人娘のアライスちゃんが顔を出し、宴の最後にはパヴァロッティさんの一番弟子だったというテノール歌手が数曲を歌い上げるなど、そのなみなみならぬ歓迎ぶりにも、モデナという土地を媒介にしたパヴァロッティ家とマセラティの浅からぬ関係が伺えた。

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