ガヤルドLP560-4に試乗 誰でも乗れるイージーさ
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:篠原 晃一
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ランボルギーニ一族の末っ子、“ベビーランボ”ことガヤルドがビッグ・マイナーチェンジを受けたのは、今年のジュネーブサロンでのことだ。「ガヤルド LP560-4」という名は、ランボルギーニの伝統に則ってイタリア語で縦置きを意味する「LP」の文字と「560」psの最高出力を発揮する新しい心臓部を得たことを意味する。最後に「-4」が付いたために、メディア雀の間で「2WDモデルが出るのでは!?」との憶測が飛んだが、実は「ディアブロVT」の時代からトラクション性能にこだわって4WDシステムを搭載することを強調するためだったのだ。
わずか2ヵ月後、ラスベガスの煌びやかなネオンの下で再会した彼女は、こちらが気恥ずかしくなるほど艶やかだった。そしてこの夏、東京で3度目の出会いを果たしたときには、白いボディカラーが真夏の陽射しに映えていた。その顔立ちは、思いのほか、東京の街に馴染んでいる。巨大なエアインテーク、ポジションランプの役割を果たすY字型に配置された15個のLEDといったディテールは、以前にも増してランボルギーニ・ファミリーの一員であることを主張している。
鍛えられた強靭な肉体のようなフォルムは、325km/hもの最高速まで優れたスタビリティを確保するためのものだ。元々、前面投影面積が少なく、空気抵抗を極限まで低めたボディ形状だったが、ディテールの見直しによってエアロダイナミクスが大幅に高められている。最も大きな変更を受けたのは、リア・ディフューザーの形状だ。リアエンドに向けて強いカーブを描くフォルムは、リアビューに精悍さを加えるだけではなく、空力特性が31%も高められている。
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