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iQ第4弾、五味康隆試乗 早すぎた次世代カー!?

プロトタイプでも大注目

北海道でのiQプロトタイプの試乗会を終え、各編集部やカメラマンなど周りの方から頻繁にiQはどうだった?と聞かれた。この頻度が他の新型車などに試乗した時よりも多く、その注目度がうかがい知れるところ。carviewにしても、iQに関するレポートは僕で4人目。まだ発売モデルでもないクルマに試乗しただけで、これだけのレポートがなされるのは異例のことでもある。

プロトタイプとは市販モデルと異なることを意味する。もちろん登場するだろう時期から予想するに、最終仕様に限りなく近いだろう。だが乗り味においては変更の可能性が大いにあり、細かくレポートしようとも、それはiQプロトのレポートであって、iQのレポートではないわけだ。

それでも注目されて各メディアで取り上げられるのは、時期的にすでに変更が不可能なiQの特異なパッケージが明らかになったからだろう。3mを切る全長のボディに、身長170cmの大人なら4人で乗れるという4シーターとしての使用と、190cmの大人なら3人に加え子供一人が乗れる3+1の使用が可能なつくり。

すでにレポートがなされているように、前輪を前方に配置できるようにしたトランスミッションとデファレンシャルギアの斬新な設計。ステアリングギアボックスを上方に配置した設計。これによりアクセルペダルを前方に設置できるので、結果的に前席乗員位置が前方になり、室内空間を効率的に造れたというわけだ。

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