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メルセデス、本国でGLC43のマイナーチェンジ発表。デザイン変更とパワーアップを実現

独メルセデス・ベンツは7月18日、「メルセデス-AMG GLC43 4MATIC」および「メルセデスAMG GLC43 4MATICクーペ」の改良新型を発表した。

「Cクラス」をベースにしたクロスオーバーSUV「GLC」と、そのクーペバージョン「GLCクーペ」に設定されるAMGモデルのうち、エントリーレベルを担うのがGLC43。とはいえ、もうひとつのAMGモデル「GLC63」は最高510馬力という桁違いに獰猛なマシン。そんなモンスターを横に置けば、リッター100馬力をゆうに超える心臓を積んだGLC43も真のハイパフォーマンスカーと呼んでまったく差し支えない。

今回のアップデートは、2016年のデビュー以来となるフェイスリフトを含む大がかりな改良で、フロントグリルが最新のAMGモデルに共通の“パナメリカーナ”タイプに変更されたほか、グリルを挟むLEDヘッドライトもよりフラットにリデザインされ、フロントマスクの迫力は一層増している。リアエンドも新デザインのテールライトを採用したことなどにより、洗練された印象が強まった。

最大のセリングポイントである3.0リッターV6ガソリンツインターボユニットが強化されたことにも注目。ソフトウェアの更新により、最大トルクは変わらないものの、最高出力が367馬力から390馬力へ23馬力パワーアップしている。0-100km/h4.5秒という加速性能やリミッターで250km/hに制限される最高速度は従来と同値だが、日常域でのドライバビリティの向上が期待できそうだ。

インテリアは基本デザインこそ変わらないものの、メータークラスターが12.3インチの液晶パネルを用いたフルデジタルタイプに一新され、中央のモニターも10.25インチの大型タッチパネルにリプレイスされている。ステアリングホイールがタッチコントロールスイッチを備えた新デザインとされ、AIを用いた音声認識システム「MBUX」が導入されたことも大きなニュースだ。

普段使いでもフルに楽しめる走行性能に磨きをかけ、ブラッシュアップされたルックスと最新のデジタルデバイスまで備えた改良型のGLC43。そのマルチな魅力に早く日本でも触れたいものだ。

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