アウディの最上級SUV「Q8」は後席もラゲッジもしっかり使えるSUVクーペだった
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹、アウディジャパン
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹、アウディジャパン
アウディのSUVラインアップであるQファミリーの最上級モデル「Q8」が、発表から約1年と少し経過して、日本でも9月3日から販売されることとなりました。ベースグレードで全長4995mm×全幅1995mm×全高1705mmのQ8は、基本構造を共有するQ7に比べて、短く、幅広く、ルーフが低い、いわゆるクーペスタイルのラグジュアリーSUVです。
エクステリアでまず目を引くのは、太い枠に囲まれた八角形の「シングルフレームグリル」で、これから登場するQファミリーの新しい顔となるものです。セダン/クーペ系のAファミリーの六角形のグリルに対して、SUVらしい力強さを前面に打ち出した表現と言えそうです。
シングルフレームグリルの上辺から連なるLEDヘッドライトには、細かい縦ストライプが連なるデイタイムランニングライトを採用。同様のストライプの意匠はリアライトにも使われていて、Q8の前後の表情を特徴づけています。
クーペスタイルの肝となるサイドビューは、BMW X6やメルセデス・ベンツ GLEクーペのような極端なファストバックスタイルではなく、ランドローバー イヴォークのイメージに近い、低めのルーフがきっちりラゲッジ上まで伸びているスタイル。
リアに向かって緩やかな弧を描いたルーフから続く傾斜の強いリアハッチゲートは、往年の「アウディ クワトロ」をモチーフにしているそうで、窓枠のないフレームレスドアと相まって、スポーティで伸びやかな印象をサイドビューに与えています。また、他にも「クワトロブリスター」と名付けられた前後のブリスターフェンダーなど、全体的にはこれまでのアウディらしいストイックなまでの抑えた表現に比べて、よりわかりやすいアピールが見て取れました。
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