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よく見たらデミオ!? NYで発表された北米専用トヨタ ヤリスの複雑事情を1分で解説

トヨタは4月17日ニューヨーク国際オートショーで2020年型「ヤリス ハッチバック」を発表した。

ヤリスのネーミングを戴いてはいるが、現在欧州で販売している「ヤリス」や国内の「ヴィッツ」とは異なる北米専用モデル。マツダのメキシコ工場で生産される「デミオ(マツダ2)」をOEM供給される形で北米のみで販売されるモデルだ。

デミオとの外観上の違いは、主にフロント周り。ヤリス専用デザインとしてヘッドライト、バンパー周り、そしてリアのコンビネーションランプにヤリス専用パーツを採用している。搭載されるエンジンはスカイアクティブ1.5リッター4気筒ガソリンエンジンだ。 

マツダからトヨタへのデミオのOEM供給は、すでに2015年から始まっていて、当初は4ドアセダンボディのモデルを2016年型の「サイオン iA」としてアメリカで販売していたが、2016年6月のサイオンブランドの廃止に伴い、トヨタ・ヤリスの4ドアセダン版として「トヨタ ヤリスiA」として販売。2019年モデルからは「ヤリス セダン」にモデル名が変更され現在に至っている。2020年型の北米仕様ヤリス ハッチバックのフロントデザインは基本的にこのヤリス セダンと共通で、欧州仕様や国内のヴィッツとは全く異なる顔つきだ。

発表会場で関係者に確認したところ北米仕様ヤリスはあくまでもアメリカ専売モデルで今後も欧州、国内で販売されるヤリス/ヴィッツがマツダ製になることはないとのことだ。

※2019年4月24日、記事の一部に誤りがあったため修正いたしました。
「・・・OEM供給される形でアメリカのみで販売・・・」の「アメリカ」を「北米」に。
「・・・デミオのOEM供給は、すでに2014年から・・・」の「2014年」を「2015年」に。
「・・・4ドアセダンボディのモデルを2015年型の・・・」の「2015年型」を「2016年型」に。

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