こだわるとキリがない!? 奥深き自動車用工具の世界
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:編集部
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クルマを趣味とする人の中には、自分で愛車をイジるというひとも少なくないはず。当然のことながらクルマは機械なので、イジるためには工具が必要になってきます。そこで必要になるのが自動車整備用の工具。スパナ、ラチェット、プライヤーなどなど。もちろん自宅にある、“いつの間にか集まった工具”でも整備できないことはないですが、これまで苦労していた作業があっという間に出来てしまったりするのが、工具専門メーカー製の自動車用工具なのです。
今回、六本木にあるカーグッズのセレクトショップ「ル・ガラージュ」でオリジナルのツールセットを販売するという話を聞き、どんなものがセレクトされているのかチェックしてきました。
クラシックカーなど、フロアが鉄むき出しのクルマに積んでもガチャガチャと音を立てないようにと選ばれたレザーの収納ケースに入っているのは「クニペックス」、「シグネット」、「PBスイスツールズ」の3つのメーカーのもの。
「クニペックス」はドイツのメーカーで、プライヤーやニッパなどを製造しており、「握りものはクニペックス」といわれるほど、挟む・切るといった作業で抜群の性能を誇ります。例えば、握力が無くなりそうなほど握りしめてカットしていたワイヤーなどを、クニペックスのニッパーは恐ろしいほど簡単に「パチッ」と切断してくれます。一度使うと他の握りものは使えなくなるでしょう。
「シグネット」は「ギアレンチ」と呼ばれるラチェット型メガネレンチが有名で、日本、カナダ、イスラエルの3社共同出資でできたメーカーです。シグネット製ギアレンチの特徴は「72枚ギア」、「薄型」、「高トルクOK」です。「72枚ギア」というのはラチェット機構のギア数のことで、多ければ多いほど、少しの戻しでもラチェットが効いてくれます。また「薄型」なので狭くて工具が動かしにくいような場所でもナットを緩めたり締めたりすることができます。さらに「高トルクOK」なので、これまではある程度締めたら最後はメガネに変えて本締めしなければならなかったのが、シグネットのギアレンチなら工具を変えずそのまま本締めすることができるので、作業効率が大幅にアップします。
「PBスイスツールズ」はドライバーや六角レンチが特に有名ですが、ハンマー、タガネなどもその性能の高さで知られています。ドライバーのグリップは「スイスグリップ」と呼ばれる力の入れやすい形状となっていて、なめてしまいそうなビスもしっかり力を入れて回すことができます。またグリップはほんのりバニラの香りして、それまで臭かった(らしい)ドライバーのイメージを払拭したのだとか。「六角レンチ」の特徴は粘りのある特殊合金による「絶妙なしなり」です。締めすぎてなめてしまうと厄介な六角のボルトですが、絶妙なしなりによって締めすぎを防いでくれます。
さて、「ル・ガラージュ」のオリジナルのツールセットには「クニペックス」の強力型ペンチ、メカニックプライヤー、 クランプ付きスーパーニッパーと、「シグネット」のダブルラチェットレンチ(10mm、12mm、13mm、14mm、17mm)、「PBスイスツールズ」のドライバーブレード(プラス)、ドライバーハンドル、ボール付レインボーレンチセットがセットされていて、特製のレザーケースに入って6万9660円(流石にお安くはありませんね…)。8月31日までツールコレクションフェアを開催しているそうです。そこは深い深い“工具沼”の入り口かもしれませんが。
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