トヨタの未来を占う新型カローラ。公道試乗会の評価はほぼ絶賛か
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:望月 浩彦 8
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さて、カローラ スポーツについて記すならばトヨタが推すコネクテッドについても触れないわけにはいかない。現状では、車両故障時のアドバイス、ヘルプネット、遠隔でのドアロック状態などの確認といった安心、安全に繋がる機能に加えて、専任オペレーターと会話して目的地などを決められるオペレーターサービス、AIと対話するエージェント機能、そしてLINEを介してクルマ自体と会話するサービスといった、主に“クルマで何をするか”の部分を手助けする機能が用意されている。もっとも、これらの多くはすでに「T-Connect / G-Link」で実現されているもので、トピックはむしろ全車標準装備化という部分となる。
コネクテッドだけで記事になるぐらい内容豊富なので詳細は譲るが、実は一番引っかかったのは「使ってみたら便利」ではあっても「すぐにでも使ってみたい」とか「触れるだけで楽しい」という感じは薄いということだった。たとえば、初めてiPhoneを手にした時のような、とにかく触れてみたくなるアノ感じは現状では乏しい。機能はまずこれで十分として、今後の課題はコネクテッドが人とクルマの関係性を変えたと感じさせるようなHMIの再設計ではないだろうか。
それでも「カローラ スポーツ」と「クラウン」を、トヨタがコネクテッドのリーディングカーとして指名したことは意義深い。もっとも保守的と思われているものほど、変革のインパクトは大きいからだ。
そして実際にカローラ スポーツは、クルマ自体もここまで記してきた通り、これまでのイメージをぶち壊す大革新を遂げた。もちろん本当の意気込み、あるいは真剣さは来年のデビューとなりそうな新型セダン、ワゴンを見てからでなければ判断できないところではあるが、開発陣に話を聞く限りは裏切られることは無さそうだと私は確信している。
冒頭に記したように、その名は残り、そして新たな活力を与えられた。カローラの新しい時代、トヨタのこれから、更には将来の人とクルマの関係にまで大いに期待を抱かせる鮮烈なデビューである。
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