新型アウディQ5とSQ5を発表。8年ぶりのフルモデルチェンジで2世代目に
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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アウディ ジャパンは9月20日、2世代目となるミッドサイズSUVの新型「Q5」を発表した。8年ぶりのフルモデルチェンジとなるQ5は、初代デビューからの世界累計販売台数が160万台を超えるというアウディの基幹モデルの一つ。価格は「Q5 2.0TFSI クワトロ」が657万円、同モデルをベースとした250台限定の「Q5 ファーストエディション」が704万円、同時に導入される3.0TFSIエンジン搭載の「SQ5」が887万円。販売開始は10月2日から。
新型Q5のボディサイズは、全長4680×全幅1900×全高1665mm、ホイールベースは2825mm。先代と比べて50mm長く、5mm高く、ホイールベースは15mm長くなったものの全幅は変わっていない。車両重量はモジュラープラットフォームのMLB evoをベースに軽量化を図り、先代の同グレード比で60kg削減された。デザイン面では、フロントのシングルフレームグリルがより幅広く平たく変化。Q7同様に左右のヘッドライトとつながる形状となっている。
エンジンは、最高出力252ps(先代比+22ps)、最大トルク370Nm(同+20Nm)を発揮する2.0リッター直4ターボ(2.0TFSI)の1種類のみ。改良によって効率を高めた7速DCT(Sトロニック)との組み合わせや、実走行での無駄な抵抗を減らしたクワトロシステムの採用によって燃費は13.9km/L(同+1.4km/L)に改善されている。
SQ5には、最高出力354ps(先代と同じ)、最大トルク500Nm(同+30Nm)を発生する3.0リッターV6ターボ(3.0TFSI)を搭載。トランスミッションは8速AT(ティプトロニック)が組み合わされ、0~100km/h加速は5.4秒をマークする。一方で、「Bサイクル」と呼ばれるアウディ独自の燃焼方式を採用することで、燃費は11.9km/L(同+1.1km/L)に向上した。
足回りではオプションで車高調整機能を備えたアダプティブエアサスペンションの選択が可能で、車高は標準のサスペンションに比べて22mm低くなる。「リフト/オフロード」モードでは45mm、「オールロード」モードでも22mmそれぞれ高くなり、「ダイナミック」モードでは逆に15mm下がるように設定されている。
歩行者検知機能付き衝突軽減システムの「アウディプレセンスシティ」や「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」を全車に標準装備(※約0km/h~65km/hの主に渋滞時のストップ&ゴーを制御する「トラフィックジャムアシスト」付きは2017年12月以降のモデルに導入予定)。その他、メーターパネルにナビゲーションなどの情報を映し出す「バーチャルコックピット」や「マトリックスLEDヘッドライト」などがオプションで設定される。
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