新型カムリ北米版は約260万円から。特徴と写真を紹介
掲載 更新 carview! 写真:トヨタ自動車
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トヨタの代表的なミディアムサイズセダン「カムリ」の新型が北米で発表された。カムリは、過去15年にわたりアメリカのベストセラーとなった人気モデル。北米で今夏の発売に先駆け、新型の概要が公開されたので、さっそくその内容を紹介しよう。
新型でまず目を引くのは、そのデザイン。昨今のレクサス車を思わせる、存在感のあるスタイリングを採用している。トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)と呼ばれる新しいクルマ作りの思想により、新世代のGA-Kプラットフォームや新世代エンジン、トランスミッションなど新世代技術がふんだんに取り入れられている。またパッケージングそのものも全面的に刷新されている。
エクステリアデザインは、新型の大きな変化のひとつ。開発チームが掲げた三つのポイントは、一つ目は低重心感、二つ目は実用的でありながらエモーショナルさを感じさせるキャビン形状、三つ目はスポーティさと高級感を兼ね備えること。そうしたコンセプトによりデザインされた新型のボディは、トヨタ車の掲げるデザインコンセプト“キーンルック”を新たな手法で体現している。
走りについては、ボディのねじれ剛性を30%向上させたとのこと。さらに素材に高張力鋼板や超高張力鋼板を採用するとともに、レーザースクリュー溶接や構造用接着剤といった生産技術を駆使することで、軽量化も同時に実現したという。さらにサスペンション取り付け部の剛性アップなど基本性能を向上を図り、快適な乗り心地と優れたハンドリング特性を実現している。
装備面では、自動ブレーキの対象を歩行者まで広げた「トヨタ・セーフティ・センスP」をはじめ、車線変更時に死角にある並走車の存在を知らせてくれるブラインドスポットモニター(BSM)や、後退時に左右から迫って来るクルマの存在を知らせてくれるリア クロス トラフィック アラート(RCTA)といった充実した予防安全技術が用意される。
エンジンは、2.5リッター直4(最高出力206hp)と、同エンジンのハイブリッド版(最高出力176hp)、それに3.5リッターV6(最高出力301hp)が用意される。組み合わされるトランスミッションはガソリン車は8速AT、ハイブリッド車にはCVTが組み合わされる。
北米仕様の価格は、ガソリン車が2万3495ドルから3万4950ドル(約260万円から388万円)。ハイブリッド車は2万7800ドルから3万2250ドル(309万円から358万円)に設定される。
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