ホンダ、FCVのクラリティ フューエル セルを発売。一充填で約750km走行可能
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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ホンダは3月10日、昨年10月の東京モーターショー2015で市販予定車を初公開した新型FCV(燃料電池自動車)「クラリティ フューエル セル(以下、クラリティ)」のリース販売開始を発表した。初年度の生産台数は約200台で、自治体や企業などへのリース販売のみとなる。一般への販売は、実際の使用状態やユーザーの意見、要望などを得た後、早くとも2017年後半になるようだ。なお、米国や欧州でのリース販売は2016年内に開始する見込み。価格は766万円(参考価格)。
ホンダは1980年代後半からFCVの研究開発を開始し、2002年に「FCX」、2008年には「FCXクラリティ」のリースを行い各種データの収集を行ってきた。豊富な知見を活かして開発されたクラリティは、FCスタックのセル出力を従来の1.5倍に向上することで、セルの厚みを20%、数を30%削減し、従来型から33%の小型化を実現。世界で初めてセダンのボンネット内に搭載することで、大人5人がゆったりと乗車できる空間を確保した。
また、70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、パワートレーンの高効率化や走行エネルギーの低減により一充填走行距離を従来比で約30%延ばすことに成功。2014年12月発売のトヨタ ミライの650kmを上回る、約750km(JC08モード走行によるホンダ測定値)を達成し、日常の実用性を向上させている。水素充填時間はミライと同じ3分程度。
さらに、同日に発売された可搬型外部給電器「パワーエクスポーター9000」を組み合わせることで、一般家庭のおよそ7日分の電力を供給することが可能となり、“走る電源”として災害時や医療現場での活用も想定されている。
ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた先進運転支援システム「ホンダ センシング」を標準装備。衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援、誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、左後方の状況を画面に表示するレーンウォッチなどが装備される。
また、Apple CarPlayへの対応や、クルマから離れていても水素残量や航続可能距離、車内温度などの車両情報の取得やエアコンのON/OFF操作(タイマー付)などが行えるスマートフォン専用アプリも用意される。
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