2月は登録乗用車、軽自動車、そして全体の新車マーケットが前年を割り込んだ。このところ調子の良かった登録乗用車まで落ち込んでしまったのは、トヨタ自動車のサプライヤーである鉄鋼メーカーの工場火災により、トヨタ自動車の組み立て工場が最長で6日間、生産をストップしたのが影響したため。これによりトヨタ車の出荷台数が減り、新車登録の減少に繋がった。詳しい状況を日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表したデータから見ていこう。
2月の新車マーケットは前年比6.4%減の45万1330台。昨年来、前年割れが続いているが、1月に比べマイナス幅は1.8ポイント縮小した。12月と1月にプラスだった登録乗用車(輸入車含む)は、前述の火災の影響で前年比4.1%減の23万9409台とマイナスに転落した。このうち普通乗用車は、「トヨタ プリウス」の販売が好調なおかげで13万1640台と前年を5.5%上回ったが、1月は22.7%の大幅増だったことを考慮すると、さらなる伸び代はあった模様だ。一方、小型乗用車は13.6%減の10万7769台で4ヶ月連続のマイナスだった。なお登録商用車は全体で9.0%減の3万4394台だった。
軽乗用車の登録台数は12.8%減の14万2707台で、前年割れが続いている。ただ、登録台数は2ヶ月連続で普通乗用車と小型乗用車を上回り、部門別では最多となった。なお軽商用車は11.1%減の3万3458台で6ヶ月連続のマイナスだった。
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