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自動車ほど特別な製品はないことをメーカーは自覚してほしい

自動車ほど特別な製品はないことをメーカーは自覚してほしい

写真:スズキ株式会社

数値違反は無いが倫理的には問題なスズキ

スズキの場合、実車の走行抵抗試験のコストを安くするのが目的で、三菱自動車のように走行抵抗を偽造して燃費を吊り上げたわけではなかった。だが、政府が定めたプロトコルで試験を行なわなかったという倫理上の問題が浮き彫りになっている。

三菱、スズキのケースは燃費が法律(道路運送車両法)で規定されていないので、VWのような大問題には発展しなかったが、一歩間違えば会社の存続さえ危ぶまれるリスクを抱えているのは当然だ。中でも三菱自動車は2004年の不正事件(リコール隠し)から社内の倫理委員会が発足して社内教育を徹底してきたはずだったのに、くぐり抜けるように不正が行われてきた。トップから押し付けられた教育では、現場の不正を正すことができないことが証明されてしまった。

もちろん、厳格なモラルをもっているメーカーもあるはずだが、こうした問題が表面化しないとどのメーカーが信頼できるのか分からないのは困ったものだ。本来、ルールを守るのは当たり前の大前提で、その先の企業努力こそ問われてしかるべきだと言っておきたい。

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