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オーリス ハイブリッド発売。欧州流の味付けは存在感を出せるか?

ハイブリッド版の発売が遅れた理由とは?

対して、オーリスの国内販売は、失礼ながら、あまり冴えないのが正直なところだ。2012年の現行型デビュー当時の月販目標は2000台だったが、昨年4月のマイナーチェンジ時には、1.2リッターターボという新開発エンジンを追加したにもかかわらず、約半分の1000台に下方修正。しかし、実際の販売台数はそれをさらに下回り、昨年実績では約8000台にとどまった。月販平均にすると700台にも満たない数字だ。

オーリスのハイブリッドがこれまで国内に導入されなかったのは、日本ではプリウスの人気が圧倒的で、そのプリウスと価格や商品性で差別化しにくいオーリス・ハイブリッドは売りづらい…という判断だったからだ。事実、今回発売された国内向けオーリス・ハイブリッドの価格帯も、最新のプリウスの最低価格と最高価格の間にすっぽりとおさまる。単純にボディサイズや各部の質感、装備内容、燃費などを考えると、やはりプリウスより割高感があるのは否めない。

オーリスが国内で競合車と定めるのはマツダ・アクセラやスバル・インプレッサだが、オーリスの国内販売台数はそれらに及んでいない。いっぽうのアクセラやインプの国内販売戦略は「いかにプリウスに食い込むか?」に躍起だ。日本でのこのクラスはハイブリッドありき…の傾向が異例に強く、両車が主に国内向けにハイブリッドを用意するのもプリウス対策の意味が大きい。

そう考えると、オーリスの国内販売が芳しくない理由も、オーリス・ハイブリッドがこれまで国内販売に踏み切れなかった事情も、われわれ日本人には素直に理解できる。そして「プリウスがこれだけ売れているのだから、それでいいでしょ?」とも思う。

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