アウディ、新型A8をワールドプレミア。加速・操舵・制動の自動化を実現
掲載 更新 carview! 写真:アウディAG
掲載 更新 carview! 写真:アウディAG
アウディは11日、バルセロナで開催した“アウディサミット”でフラッグシップセダンの新型「A8」を初披露した。また同イベントでは、今後アウディがインターネットプラットフォームを用いたコネクテッド技術「My Audi」とエミッションフリーを目指すパワートレイン技術「e-tron」、人工知能を駆使した「Audi AI」を3本柱として、技術革新に取り組んでいく意向を表明した。
新型A8のデザインは、新意匠のシングルフレームグリルや2本のキャラクターラインを組み合わせたサイドビュー、クワトロを強調したフェンダーの膨らみ、左右を繋げたリアコンビネーションなどの特徴をもつ。なおボディは全長5.17mの標準仕様と、ホイールベースを130mmストレッチしたロング仕様の2タイプが設定される。
インテリアは、上質な素材を使いつつ、デジタル時代にふさわしい機能・デザインを追求している。センターには10.1インチのタッチスクリーンを備え、ここではインフォテインメントシステムなどの操作が可能。指先の動きだけでさまざまな機能を呼び出したり、調整したりできる。またセンターコンソールにもうひとつのタッチスクリーンを搭載し、こちらではエアコンやその他の快適装備の操作、テキストの入力などが可能となっている。また、ボイスコントロールも搭載する。なお従来モデルで採用していたロータリースイッチとタッチパッドは廃止されている。
装備面では、自動運転の範囲を拡大したのが一番のポイント。新型A8は自動運転の「レベル3」と呼ばれる、加速・操舵・制動の自動化を実現している。このフェイズでは、ドライバーによる操作が必要なのはシステムが要求したのみとなる。アウディが「アウディAI トラフィックジャム パイロット」と呼ぶ新機能では、中央分離帯により対向車線と区切られた高速道路などでは時速60kmを上限にクルマが自動運転を行う。法さえ許せば運転中にドライバーが運転以外のことをできるという。システムは、センターコンソールに備わる「AIボタン」を押すと作動する。なお市販車への搭載は市場の環境により段階的に行なっていくとしている。
また新型A8には、ドライバーが車外からリモコン操作すると、車庫入れを自動で行う「アウディAI リモートパーキング」機能を備える。車庫入れの作動状況はMyAudiアプリを介してスマホで確認できる。アウディAIボタンの長押しによりクルマが進み、車庫入れが終わると自動でギアがパーキングに入る仕組みとなっている。
なお快適面については、ロングホイールベース仕様の「A8 L」には、リラクゼーションシートが用意される。助手席のシート背面に用意されたフットレストに足を乗せると足を温めたり、マッサージができる。なお全長の拡大に伴い居住スペースも拡大しているという。
パワートレインは、286hpの3.0TDIと340hpの3.0TFSIの2タイプのV6ターボエンジンが設定される。その後、4リッターV8 435hpの4.0TDIと、460hpの4.0 TFSIの追加が予定されている。さらにトップエンジンとして排気量6リッターのW12や、システム出力449hpのプラグインハイブリッド仕様の設定も予定されている。
新型アウディA8は、ドイツでは2017年秋に販売が開始され、価格は標準ボディのA8が9万600ユーロ(約1178万円)から、ロングのA8 Lは9万4100ユーロ(約1223万円)から設定される。
次のページ>>フォトギャラリー
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
贅沢すぎる装備にお節介すぎるカーナビ 的外れすぎる装備!?? クルマ界「○○すぎる△△」7選【10年前の再録記事プレイバック】
AMR25に学びを活かせるか? アストンマーティンF1、今季は“最も苦しい”1年に「開発競争は量より質。我々は性急すぎた」
過度な減量による“病院送り”を告白した2023年ル・マンウイナー『軽い者が有利』なWECの現状に警鐘
「道路にはみ出たって……ちょっとじゃん」 街で見かける車庫に入りきっていないクルマ「違反です」!
「中国から輸入したいレベル」「なんでこんな安いの」コスパが光る、マツダの電動セダン『EZ-6』にファン激震
ポルシェ専門誌『ORIGINALE』が10周年に。記念号は、伝説の名車とそのオリジナルパーツの物語を100P以上で特集
MotoGPフル参戦終える中上貴晶、2025年テスト予定は「12月にもホンダと話す」母国生活に慣れるのが最初の関門
トヨタ ランドクルーザー250 無骨でタフだけど、高級な乗り味も提供するオールラウンダー【試乗記】
飄々と、淡々とした表情の裏に隠された努力。スーパーフォーミュラ王者の坪井翔が明かす、“超しょぼい”メンタルとの向き合い方
実用性は捨てられないけど走りも重要! そんなワガママを叶えてくれるスズキ「BURGMAN400 ABS」
空のパイロットではない!? 陸を駆け抜ける「ハイウェイパイロット」なぜ誕生? バスの「運転手不足」改善なるか 年収600万円まで引き上げも
ボッタスの離脱により、フィンランド人のF1参戦が途切れることに。次なる候補はフェラーリ育成の18歳か
「セレナが上半期ミニバンで販売1位」のカラクリと、ミニバンの人気を決定するポイントとは?
【360万円の最安グレード】日産エクストレイルの「S(FWD)」はアリかナシか、装備をチェックしてみた!
「RAV4」次期型予告! 世界中が釣られたトヨタ公式ダカールRAV4の攻めたスタイルと新型情報
【欲しい人は急げ!】新規注文再開も上限数アリ…日産「フェアレディZ」2025年モデル発表、10万前後価格アップ
【大ヒットも納得】値段相応な点もあるが…スズキ新型「フロンクス」は装備も走りもライバルより神コスパ
【まだまだ現役】デリカD:5に「ブラック仕様」と「シャモニー8人乗り」追加。登場から17年で新型も気になる…
日産の巨大商用バン、新型「インタースター」が欧州で発売 キャンパー仕様を国内導入してみる妄想はアリ?ナシ?
巨大なキドニーグリルは変わらずもブラック化 BMW「4シリーズ グランクーペ」マイナーチェンジ。722万円から
「ランクル300マイチェン情報」の真相を販売店が解説。受注再開の見通しや値上げ時期のまとめも
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!