今年の東京モーターサイクルショーのベスト展示賞はヨシムラに差し上げたい

【ご先祖様】GSX110Sカタナは古き良き昭和へのタイムマシーン

新型KATANAと対をなして展示されていたのが、偉大すぎるご先祖様、「GSX1100S カタナ」です。

展示されていたご先祖様のカラーは黒に近いメタリックなダークグレー。空冷インライン4エンジンの四角いカムカバーが、マグネシウム製の放熱フィンの付いたタイプになっていたり、オイルクーラーからステンメッシュのオイルラインが伸びていたり、チタン手曲げサイクロンマフラーや艶のある本革シートが、平成生まれの新型KATANAには“まだ”ない、渋いオヤジオーラをビンビンに放っていました。

セパハンにシンプルなSTACK製のアナログタコメーターが佇むコックピットに身を屈めて、小さな台形スクリーンから前をのぞけば、そこから見えるのは古き良き昭和の風景に違いありません。