間もなく改良の「ステップワゴン」。「エアーEX」追加は朗報も内容はやや期待外れ？ ライバル追撃の鍵とは

ホンダ ステップワゴンエアー

ライバル追撃の鍵は「エアーEX」の売れ行き

近年ステップワゴンは、ミドルクラスミニバン市場においてトヨタ「ノア／ヴォクシー」や日産「セレナ」といったライバル車の勢いに押される場面が目立っています。

そうした中で、ステップワゴンはライバルとは異なる個性をどう打ち出すかが課題となっていました。そこで注目されているのが、やはり「エアー」の存在です。

シンプルで親しみやすいデザインは、落ち着いたスタイルを求めるユーザーから一定の支持を集めており、ライバル車にはない魅力のひとつです。

さらに、今回のマイナーチェンジで追加された「エアーEX」の登場によって、従来は「スパーダ」でしか選べなかった装備が搭載されることとなりました。これにより、デザインと装備のバランスを重視するユーザーへの訴求力が高まったことは間違いありません。

2025年4月の新車販売台数を見ると、ノアが6458台、ヴォクシーが6400台、セレナが4566台となっているのに対し、ステップワゴンは2488台とライバルの後塵を拝しています。

ステップワゴンのマイナーチェンジにより、この勢力図がどのように変化するのかに注目が集まっています。

（終わり）

（写真：トヨタ、日産、ホンダ）