導入迫るザ・ビートル、新エンジンをテスト！

導入迫るザ・ビートル、新エンジンをテスト！

■低燃費ディーゼルと速くてエコな1.4TSI [2/5]

1.6TDIは、わずか4.5リッター／100km（日本式に表記すると22.2km／リッター）という、ビートル史上最高の燃費性能を達成している。すなわち55リッターの燃料タンクで、理論上1222kmも走行可能というわけだ。

一方の1.4TSIは、日本仕様に搭載される1.2TSI（105ps）とヨーロッパ市場における最上級エンジンである2.0TSI（200ps）の間を埋めるもの。最高出力の118kW（160ps）は5800rpmで発揮し、240Nmの最大トルクを1500～4500rpmの間で発生させるこの1.4リッター直4エンジンは、日本市場でもゴルフやシロッコなどでおなじみのユニットで、スーパーチャージャーとターボチャージャーを併せ持った"ツインチャージャー・エンジン"である。