新型Eクラス、直噴エンジン&4MATICも登場
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:篠原 晃一
そんな最新Eクラスの中で、僕的に買いのグレードとは何か?
実はEクラスは先代のセダンのE240を所有していたことがあって、相当に満足できるクルマでまたいつかEクラスという想いがある。そして最近も愛車としての候補でかなり悩んだ記憶がある。もっとも予算の都合が付かなかったのだが…。
それはさておき、僕的に買いグレードはやはりイマドキならばE250ブルーエフィシェンシー アバンギャルド、これに尽きる。理由はまずEクラスながらも1.8リッターの直噴ターボという非常に小さな排気量の4気筒を搭載している点で、世間体的にも良いチョイスではないかと考えた。また同時にこのエンジン、小排気量ながらもフィーリングが申し分ない。皆さんが思っている以上にパワフルだし、それほど回さずにターボの力で滑らかに加速して行く様もイマドキっぽいのだ。
さらに4気筒エンジンゆえに車両重量も最も軽いこともあってか、乗り味が最もまろやかに感じるのもこのモデルの魅力といえる。
価格的にもEクラス中最も安価であり、なおかつ世間体も良くて、それでいて何より、乗り味走り味に素晴らしい感触を伴っている。
あとはこのモデルのセダンかワゴン(ワゴンの場合はアバンギャルドではない)かという選択になるわけだが、僕としてはやはりセダンを選びたい。というのも走り比べてみると、セダンの方が室内の音環境も優れており、乗り味的にもより深みが漂うからだ。
ただ走りだけで選べないのも事実で、おそらく実際には家族等からのリクエストも踏まえて現実的にワゴン…という方は多いのではないだろうか? かくいう僕も妻は「ワゴンが欲しい」と必ず口にする。それにライフスタイルを演出する…という視点も含めると、確かにワゴンの魅力はデカいのだ。
とはいえ、Eクラスはそれぞれのモデルにしっかり魅力が備わっているのも事実。僕はイマドキの空気でE250を選んだが、実はE300/E350も驚くほど良い日常燃費を出しつつ6気筒エンジンの上質な感覚を提供してくれる点では今後人気急上昇のモデルになるだろう。そしてV8搭載車は、乗ると「やっぱりこれだよね」的な感覚を改めて教えてくれる濃密な世界観がある。
つまり…Eクラスはどれも魅力的であることに間違いなく、ボディ形状や搭載エンジンが異なったとしても、触れると常に欲しいと思える感触が存分に備わっている。だから「いつかはEクラス」なのだ。
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