BMW 2シリーズクーペ、ドイツで正式発表

BMW 2シリーズクーペ、ドイツで正式発表

■低重心化によるスポーティで正確な走り [5/7]

一方で2シリーズクーペは、BMWエフィシエント・ダイナミクス・テクノロジーにより、優れた燃費性能も実現している。前述の優れたエアロダイナミクスや全車に標準のオートスタートストップ機能、8速AT車ではコースティングモードも備わるECO PROモードなどにより、「218dクーペ」は100km走行あたり4.2リッター（日本式に表記すると23.8km/リッター）という優れた数値を達成している。

もちろん走りも鍛え上げられている。専用にセッティングされたシャシーは、フロントがダブルウィッシュボーン、リアは5リンクのサスペンションにアルミニウムを多用したほか、電動機械式パワーステアリングや高性能ブレーキ・システムも標準装備する。もちろん前後重量配分は50：50で、重心高も従来モデルからさらに低められ、スポーティで正確な走りを実現した。

また可変ギアレシオ・ステアリングであるバリアブル・スポーツ・ステアリングや、より高性能なMスポーツ・ブレーキ・システム、電子制御ダンパーとより引き締められたスプリングが備わり、車高も20mm低くなるアダプティブMシャシーなどもオプションで選択可能だ。