VWパサートにパワフルさが魅力のディーゼル追加。選択肢があることが重要
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
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実際に乗ってみてどうか。パサート・ヴァリアントTDIハイラインで山梨のワインディングロードを走らせた。大前提として、VWが誇る最新のエンジン横置きモデル用プラットフォームのMQBを用いて開発されたパサート・ヴァリアントはクルマとしての出来がよい。刺激的なハンドリングを味わわせてくれるわけではないが、多少飛ばしてもリアを中心にどっしりとした、安心感の高い挙動に終始する。飛ばしても流しても乗り心地は快適。
車体がよいとエンジンもよく感じる。低い回転域から豊富なトルクを活かした鋭い発進や、コーナーをクリアした後、直線でグイッと勢いのよい中間加速を安心して楽しめるのも剛性感の高いボディがあってこそ。コーナーが続くだけでなくアップダウンも激しいコースだったが、必要なタイミングで遅れなく必要なパワーを引き出すことができ、ストレスのないドライブを楽しむことができた。今回は試すことができなかったが、高速道路巡航では、ガソリンエンジン搭載モデルと同等かそれ以上の静粛性を保って快適に走行できるはずだ。そして給油時には財布に優しい料金に頬が緩むだろう。
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