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新型ゴルフ トゥーラン、エコカー減税で敵ナシ

中身が詰まっている

そして走りである。これまたエンジンがよりエコロジーになった以外、大きな変更はないが相変わらずブッチギリにいい。というか、ヘタな日本の高級セダンよりもちゃんと「クルマの味」がする。まず気づくのはステアリングホイールのタッチで、VWならではの上質な革巻きホイールは軽く握り心地がいいだけでなく、ちゃんと“中身が詰まっている”感がある。ここは人間の微妙な感覚だから表現しづらいが、モノとしての手応えが十分あるのだ。

それは全域でそうで、ボディは現行ゴルフ同様の密閉感と静粛性に溢れたもので、走り出した瞬間にガッチリ硬い鉄板に守られた感じを覚え、ボディはステアリングを切ったら切った分、正確に曲がる。乗り心地は決して柔らかくはないが、不快な振動はほとんど入らず、重みだけがある。これはドイツ車全般にそうで、単純にいい乗り心地=振動がないクルマを指向する国産車とは決定的に違う。振動を削りつつも、“走った時の手応え”は削らないのだ。

肝心のエンジンだが、今回1.4リッター直4の直噴スーパーチャージャー&ターボという基本は変わらないものの、中身は着実にグレードアップしている。細かなチューニングやおそらく排気関係の改善により、NOx排出量が減った上、10・15モード燃費がリッター14.2kmから14.6kmに上がったことにより、現行の輸入車ミニバンとしては初めてエコカー減税を取得。より買いやすくなっただけでなく、エンジン出力は全グレード140psに統一された。

これは従来あった170ps仕様に比べ、パワーが低くなったようだがそうではない。最大トルクは240Nmと不変ながらもより低い1250rpmの回転数から発生するため、力強さは増し、新たに組み合わされる7速乾式ツインクラッチミッション=DSGの効果もあってダイレクトな走りを味わえる。

ただしこれはアクセルを踏んだ瞬間、唐突に繋がる感じもあり、多少慣れを要するが、身体が覚えてしまえば問題ない。よりエンジンとボディが一体化しているフィーリングがあり、やみつきになるはずだ。

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