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レクサス最小の新型クロスオーバーUXに初試乗。期待の走りはどうだった?

遊び心のあるデザインと機能的な裏付けを融合

レクサスSUVのヒエラルキーに属していないとはいえ、サイズ感を掴むためにあえてNX と比較してみたい。全長×全幅×全高は4495×1840×1520(シャークフィンアンテナ装着車は1540)mm。4640×1845×1645mmのNXに対して、全長は145mm短く、全幅は5mm狭く、全高は125mm低い。一回りコンパクトと言えるが、見た目の存在感は逆に強くさえ思える。ほぼ同じ全幅ながらグッと低く構えた姿はワイド&ロー感が強調されるからだ。

また各ディテールに凝っているのも見所だ。前方は丸く、後方は角張ったホイールアーチモールは、空気の流れをコントロールしてロール方向の挙動を抑える効果があるという。リヤコンビランプ周辺も複雑でユニークなカタチをしているが、これも整流効果があり、リヤの挙動を安定させるという。その効果がどれほどのものなのか定かではないが、遊び心のあるデザインと機能的な裏付けの融合がUXの表現を豊かにしている。

GA-C(グローバル・アーキテクチャー・Cプラットフォーム)を採用しているが、これはプリウスやC-HRと基本は同様。だが、レクサスとして動的質感を高めるべく、従来のスポット溶接よりも間隔を短く集中できるLSW(レーザー・スクリュー・ウェルディング)や構造用接着剤の使用部位の大幅拡大、ドア開口部の環状構造などで徹底的に高剛性化に取り組んでいる。

また、ドアやフェンダー、ボンネットはアルミ、バックドアは樹脂などとして軽量化も図られた。パワートレーンなどの主要ユニットをなるべく低く配置するのは同プラットフォームの基本であり、UXも低重心に仕上がっている。

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