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軽トールワゴンが好調。SUVはトップ20に一台もランクインせず【マーケット概況・11月】

スズキが小型乗用車と軽乗用車の2部門で絶好調

11月の乗用車ブランド別は、9ブランド中、トヨタ、スズキ、ダイハツ、日産、マツダ、三菱の6ブランドが前年同月実績を上回った。

トヨタは「クラウン」や「カローラスポーツ」が属する普通乗用車が15.4%増と好調で、全体では3.9%のプラスに。一方、レクサスは前年に「NX」のマイナーチェンジ後で販売が拡大していたため、反動で27.2%減と落ち込んだ。

スズキは小型乗用車と軽乗用車が2ケタ増を達成し、全体では15.4%伸長した。小型乗用車の販売増に大きく貢献したのは「クロスビー」。軽では「スペーシア」と「ジムニー」の好調ぶりが目立った。ダイハツは販売の主力の軽乗用車が台数を稼いで全体では7.1%増を達成。「タント」と「ミラ」の販売が好調だった。

日産は前年の同時期に完成検査問題で落とした台数を取り戻し、約4割の拡大を示した。マツダは前年のこの時期に「CX-5」が改良前で台数を減らしたこともあり、44.2%増と拡大した。三菱は今年3月に発売した「エクリプス クロス」に加え、「アウトランダー」が好調で8%拡大した。

一方、ホンダとスバルは前年実績を割り込んだが、いずれも減少幅は3%以下に留めた。ちなみにホンダは軽商用車の「N-VAN 」の人気により、商用車も含めた台数では前年超となった。

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