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新型BMW M4は猛烈ドリフトも安楽ハンズオフ走行も可能な万能ハイテククーペだった

新型BMW M4は猛烈ドリフトも安楽ハンズオフ走行も可能な万能ハイテククーペだった

BMW M4 クーペ コンペティション

ライバルに負けない凄さを見せつける役割もある

昨秋、別の媒体にM440i xDriveの試乗記を書き、「BMWが長年使い続けて熟成極まった直6エンジンを純粋に楽しむことができるいっぽうで、動力性能のみならず安全性、快適性にもあらん限りのハイテクを投入した万能スポーツクーペだ。近い将来、M4の登場を控えているが、それを待つ必要性が見当たらない」と結んだ。それほどM440iの万能性に感心した。ただ一方で、将来M4に乗ってその結論がまったく見当違いなものだったらどうしようと心配もしていた。

今回M4を試し、半年前の見立てはおおむね正しかったのではないかと思う。M440iの段階ですでに非日常性(刺激的な速さ)と日常性(快適性、安全性、先進性)という二兎をしっかり得ている。M4はというと、非日常性と日常性の幅がさらに広い。その非日常性はほとんどの人には引き出しきれないレベルに達している。サーキットで限界性能を引き出し、運転でこれ以上ないほどの刺激を得たいという人のわがままに応えている。

またオーナーのためのみならず、BMWファンのために、同カテゴリーのライバルに劣らぬパフォーマンスを見せるという役割も期待されている。それでいて快適性、つまり乗り心地の面でM440iよりやや粗いものの、安全性や先進性は同レベルという日常性も失っていない。ノーマルモデルとM4しかないのならやりすぎだが、ノーマル、M440i、M4とあるのなら、文句のつけようがない。

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