Eクラスクーペ国内試乗 美しき、ルーフライン!
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:齋藤 正
Emotionと並ぶコンセプトの柱がEfficient。直訳すれば効率となり、環境性能を想起させるが、Eクラスクーペの場合は多分に「有能」とか「使いやすい」という意味合いを含んでいると考えるべきだろう。
実際、Eクラスクーペは、前身モデルのCLKに対して多く寄せられていた不満--室内の狭さ--を大きく改善してきた。後席ニースペースはCLKに対してわずか10mmの拡大にとどまるが、前席の肘まわりは約50mm拡がり、肩まわりも30mm拡がっている。この効果は歴然で、コックピットに収まった瞬間から余裕のある空間感覚を味わえる。CLKから乗り換えたら、まるで1クラス格上のクルマに乗っているような印象を受けるに違いない。
後席も「クーペとしては」という注釈付きではあるが、なかなか快適だ。身長167cmのリポーターに合わせて前席をセットし、そのまま後席に乗り込むと、膝もとには10cm程度、頭上には5cm程度の余裕が残る。さすがに身長175cm級の乗員4人がゆったりと寛ぐというわけにはいかないが、子供を含めた4人家族、あるいは男女2組のカップルなら、十分に使いこなせる広さである。乗車定員を4人と割り切り、左右セパレートタイプのセミバケット形状としたリアシートの座り心地も上々で、大柄な人でなければ長距離走行も苦にならない。そうそう、メルセデス製クーペの伝統である全開にできるサイドウィンドウも、後席の乗員にとっては嬉しい配慮だ。
ラゲッジ容量は415L。531Lのセダンとは比べるべくもないが、ゴルフバッグは3セット収納可能(セダンは4セット)。6:4分割可倒式を採用することで長尺モノの収納にも対応している。セダンには望めないエモーショナルなルックスを実現したうえで、これほどの実用性を備えているのは大いに評価すべきだろう。そう、Eクラスクーペはたしかに、「Emotion」と「 Efficient」を高い次元で両立しているのである。
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