ダイハツ・ムーヴが消えた? フルモデルチェンジ秒読みとも言えない深刻な理由
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 50
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ダイハツの軽トールワゴンである「ムーヴ」は、2022年の軽自動車販売台数ランキングにおいて全体の4位にランクインする同社を代表するモデルです。

<写真:ムーヴ>
そんなムーヴですが、2023年9月17日現在、ダイハツの公式ウェブサイトから姿を消しています。
実は、ムーヴおよび「ムーヴカスタム」の生産は2023年6月末をもって終了しており、それ以降は在庫車両のみの販売としていました。
このほど、公式ウェブサイトからその名前が消えたことは、在庫分もほぼ完売したことを意味しているようです。
通常、現行モデルの生産終了の直後に次期モデルの生産が開始されるため、ムーヴはまもなくフルモデルチェンジされることが考えられます。
一方、ムーヴに関しては、話はそう簡単ではないようです。
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実は、当初は2023年7月にも次期ムーヴが登場することが予定されていました。実際、5月にはすでに販売店での案内が開始されていたと言います。
しかし、4月末に発覚した衝突安全試験に対する不正問題や、現行ムーヴを含む18モデルでの燃料ポンプの不具合におけるリコールなどの影響から、次期ムーヴの発売日は白紙となってしまったようです。
ただ、新車の生産計画を変更することは容易ではないことから、現行ムーヴは予定通り6月末をもって終了し、次期ムーヴの生産へと移行しているものと見られます。

<写真:ムーヴカスタム>
一方、ダイハツが毎月発表している軽自動車生産台数を見ると、2023年7月は前年同月比76.6%となる3万7737台となっており、生産能力を十分に活かしきれているとは言えません。
生産台数の内訳については明らかにされていませんが、既存のモデルがほとんどであると見られます。つまり、7月時点では次期ムーヴの生産が本格的に始動しているとは考えにくい状態です。
一般的に、ムーヴのような量販モデルでは現行モデルから次期モデルへの移行がスムーズに行なわれ、どちらのモデルも購入できない期間というのはまず存在しません。
しかし、ムーヴに関しては、そうした異例の事態が起こってしまっているようです。
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現時点では、次期ムーヴの具体的な登場時期については明らかになっていません。不正の対象となった「ロッキー」HEVがいまだに出荷停止状態にあることを考えると、この問題の根は想像以上に深いのかもしれません。

<写真:ロッキーハイブリッド>
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その一方で、次期ムーヴの特徴についてはおおむね明らかになっています。現行からの最も大きな変更点は、次期ムーヴでは電動スライドドアが採用されるということです。
軽自動車販売台数ランキング1位の「ホンダ N-BOX」をはじめ、現在売れ筋となっているモデルのほとんどすべてが電動スライドドアを採用していることを考えると、これはごく自然な流れと言えそうです。

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電動スライドドアの採用にともない、エクステリアデザインはミニバンのようなボクシーなものとなることも明らかとなっています。また、フロントマスクはこれまでの「ムーヴカスタム」のようなスタイリッシュなデザインとなる見込みです。

<写真:ムーヴカスタム>
一方、モデル名としてのムーヴカスタムは廃止されると見られます。ただ、実質的にはムーヴカスタムのようなデザインが残り、通常のムーヴのような柔らかいデザインを求めるユーザーは、「ムーヴキャンバス」を選ぶことになりそうです。
つまり、次期ムーヴはムーヴキャンバスのカスタムスタイルという位置付けになると見られます。

<写真:ムーヴキャンバス>
そのため、次期ムーヴも「ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ(DNGA)」を採用することは確実であり、基本性能の大幅な進化が期待されます。
ただ、ムーヴキャンバスを見る限り、BEV化やHEV化などの新型パワートレインの採用はなさそうです。
価格についても、ムーヴキャンバスと同程度になると予想されます。
しかし、なによりもまず、不正問題に対する解決策がしっかり提示され、ユーザーの理解を得られる状況にならなければなりません。そういった意味では、次期ムーヴは発売前からすでに苦境に立たされていると言えそうです。
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終わり
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