パナメーラ大幅改良 32.2km/LのPHVも

パナメーラ大幅改良　32.2km/LのPHVも

■ディーゼルとPHVは8速ティプトロニック [6/8]

新たに3.0リッターV6ツインターボ・エンジンが用意される点も見逃せない。従来の4.8リッターV8と置き換えられるこのダウンサイジング・ユニットは、パナメーラS／4S／4Sエグゼクティブに搭載される。4.8リッターV8に対して最高出力が20psアップの420ps、最大トルクは20Nm上乗せとなる520Nmを実現したこのV6ユニットは、幅広い回転域で最大トルクを発揮する優れたトルク特性を持ち、最大で18％もの燃料消費量削減を果たしている。

トランスミッションは、ほとんどのモデルはデュアルクラッチ式7速ATの7速PDKが組み合わされるが、パナメーラ・ディーゼルとS e-ハイブリッドについては8速ATのティプトロニックSとなる。7速PDK搭載モデルと同様にティプトロニックS搭載モデルも、惰性で走行するコースティング・モードを備えるが、GTSを除く7速PDK搭載モデルではコースティング走行時にクラッチが切り離され、エンジンはアイドリング状態であるのに対し、ティプトロニックS搭載モデルはコースティング走行時から停止状態までエンジンがカットされることで、より多くの燃料がセーブ可能となっている。またスタート／ストップ機能も備わり、優れた燃費性能を実現した。