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完全に一新されたはずなのに現行ガソリン車と見分けがつかない新型EV、フィアット500eはどこが違うの?

外装はそっくりでも13年ぶりのフルモデルチェンジ

フィアット初のEV(※)となる新型「フィアット 500e(チンクエチェント・イー)」がジュネーブショーのタイミングでワールドプレミアされました。と言っても、エンジン車「フィアット500(チンクエチェント)」の後継ではなく、エンジン車は継続販売され、新しいカテゴリーとしてラインアップされるようです。

(※)実は2013年にも「500e」という同名のモデルが発売されたのですが、こちらはカリフォルニア限定モデルでした。ちょっとややこしいですね。

完全なニューモデルというものの外装の変化は控えめで、ドアパネルやフェンダー類などのボディパーツなどはパッと見だと共通に見えてしまいますが、よりスピード感を与えるヘッドライトの楕円や、ウインドウモール、フラット化されたドアノブなどを見ると、確かに全体にシャープな印象が増している気がしてきます。隣に並べるとわかるのかも?

目立つところではフード先端のヘッドライトの切り欠きがなくなって直線になり、丸目ライトの上半分を補うようにまつ毛のようなLEDのラインが埋め込まれたほか、その下のターン&デイランプは完全な楕円のラインとなり、バンパーもフラットな印象を強めました。ファニー系からクールな表情になったかも。グリルのロゴはFIATから500eに変わり、リアハッチの形状にも違いがみられます。

次のページ>>モダンになった内装。リーフとほぼ同等のバッテリー容量

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