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マクラーレン新シリーズの先兵、「570S」にポルトガルで乗った

デザインの深化とアルミによる軽量化

ボディに関しては、全長4.5m強、ミラーを含む全幅2.1m弱というサイズと、コックピット部分が小さく引き締まったフォルムはスーパーシリーズとほとんど変わっていないが、そのデザインには明らかな進化が見られる。

例えば、ボディに沿って流れる気流の制御を突き詰めたというキャビン周辺や、エンジンルームに空気を導く左右ドア部分のえぐり、凹面形状のリアウインドーを備えるエンジンルーム上方の処理、それにLEDを並べた曲線で構成したテールランプなど、スポーツシリーズ独特の見どころは少なくない。

と同時に、カーボンファイバーが主体だったスーパーシリーズと異なり、ボディ外板の多くの部分にアルミパネルを採用しているのも、スポーツシリーズの特徴のひとつだ。

それらの結果、車重は軽量オプションを装着した状態の乾燥重量で1313kgに収まっているというから、同カテゴリーのスポーツカーのなかではかなり軽い部類だといえる。

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