フェイスリフトしたSクラス・クーペとカブリオレに試乗
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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私が選択したモデルは新しくカタログに登場した「S560」で、搭載されるエンジンは4L V8ビターボで、カムトロニックと呼ばれるシリンダー休止システムを装備する。基本的にはAMGの設計になるこのエンジンの最高出力は345kW(469ps)、最大トルクは700Nmで、9速オートマチックと組み合わされ、0−100km/hを4.6秒で加速する(4マチック仕様も4.6秒)。
重厚なドアを開けキャビンに乗り込むと、そこは世俗を超えた、ハリウッド映画に出て来る夢の世界である。ステッチの入ったレザー、木目の美しいウッド、そして精緻なアルミパーツがドライバーを迎える。
ステアリングコラムから伸びたセレクトレバーをDにセットして、右足をスロットルペダルにそっと乗せると2トンを超える巨体は、軽々と大都市の交通の流れに入り込む。長さ5メートル、幅1.9メートルのボディながら、前後左右の見切りは意外に良好で混雑したロサンゼルスの市街地を難なく通過して、パシフックハイウェイへ乗り込む。シフトアップ・タイミングを感じさせないスムーズな9速ATに任せていると、スピードメーターの針はすでに70マイル(約113km/h)を超えている。
ここ西海岸のパシフィック・コースト・ハイウェイでは一般ドライバーは法定速度を超える、かなりの速度で走っており、調子に乗るとハイウェイ・パトロールのお世話になりかねない。Sクラス・クーペという存在感があるクルマに乗っているからだけでなく、特にこのテスト車にはマニファクチャー・ライセンスプレートが付けられているので目立つのである。
エアサスペンションが提供する乗り心地の良さを十分に堪能したハイウエイを降りて、ワインディングに富んだカントリーロードに入ると、ここでも巨体を忘れるほどの軽快な挙動を見せてくれる。ステアフィールは正確で、このクーペはまさにドライバーズカーである。さらにクーペにオプション装備されるマジックボディコントロールはコーナーや路面の状況をステレオ・カメラで正確に捉え、ボディを水平に保ち、スムーズなコーナリングを約束する。
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