フェイスリフトしたSクラス・クーペとカブリオレに試乗

エクステリア＆インテリアは控えめな変更

メルセデス・ベンツのハイエンドモデル「Sクラス」のスポーティな派生モデルである「Sクラス クーペ」と「Sクラス カブリオレ」の2台がフェイスリフトを受けた。今回はこの豪華な2台を楽しむべく、ロサンゼルス郊外、サンタモニカへのドライブに向かった。

厳寒のドイツから見れば考えられないほど温暖な西海岸に現れたクーペとカブリオレだが、変更点は非常に少なく、エクステリアではフロントエプロンの両側にあるエアインテークの開口部面積が拡大され、そこにクローム2本のエアースプリッターが設けられた程度だ。このおかげで4ドア・リムジンとは異なるスポーティな表情が与えられている。一方リアコンビライトは先進のOLED（有機LED）ライトが採用され、より鮮明な印象を得ている。

インテリアもほとんど変わってないが、ステアリングホイールのスポーク部分にあるマルチファンクション・サテライトに新たにクルーズコントロールの車間距離調整スイッチが設けられた点が上げられる。この操作はかなり頻度が高いので、確かに便利で使い易い。