超軽量ガヤルド・スパイダー、異次元の加速!
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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サンタモニカの市街地を抜ける際にはもちろんスロットルを緩めるが、その速度で、たとえ路面が少々荒れていてもガヤルドはスムースで洗練された乗り心地を提供してくれる。やがてパシフィックコースト・ハイウェイに入ると、一段eギアを落とし、スロットルペダルをちょっと深めに踏み込むとまるでSFでスペースシップがワープするような感覚の加速が始まった。
周囲の交通が一瞬停止したかと思うと、まるで直線を描くように後方へすっ飛んで行くのだ。一方、ワープの途中で遅いクルマが飛び込んできても、確かなペダル・フールを持ったブレーキは確実でコントローラブルな制動力を約束してくれる。
やがて私の乗ったLP570-4はあっという間にマリブへ到着、その後、右へ折れると目指す峠道が見えてくる。まずはソフトトップを下ろし、深呼吸、改めてワインディングロードへ鼻先を向ける。しかしここはロードスターを走らせるには素晴らしい環境である。適度なアップダウンと手応えのあるワインディングロード、そしてそれを取り巻く息を飲むような信じられないほど美しい自然の景観を同時に楽しむことができるのである。
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