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ニュー・ミニ試乗。デザインは継承、走りは進化

ニュー・ミニ試乗。デザインは継承、走りは進化

■クーパーSは0-100km/hを6.8秒、最高速度233km/h

しかしミニの本領を望むスポーツドライバーにお勧めするのは2リッター4気筒エンジンを搭載したクーパーSだ。エンジンの仕様は3気筒とほぼ同じながらツィンスクロール・ターボとMHI(三菱重工)製の大型ターボによって生み出される192馬力と280Nmのパワーは全長3.8mのミニを弾丸に変え、0-100km/hを6.8秒、テスト車の6速オートマチックでは6.7秒で加速、最高速度は233km/h (235km/hマニアル)に達する。

クーパーSは走り出すと、頬が緩むほど速い。しかし驚いたことにフロント、ストラット、そしてリアのマルチリンクから成るシャーシの躾けがよく、速度を問わないしっかりとしたロードホールディングと直進はもちろんコーナーでの追従性の良さが光る。

ポジティブな驚きはフルスロットルでコーナーを脱出する際にトルクステアを殆ど感じさせないことだ。EPS(電動パワーステアリング)にも大きな改善の手が差し伸べられたに違いない。

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