マセラティ史上最速、MCストラダーレ試乗
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:マセラティ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:マセラティ ジャパン
オート、スポーツ、レース、3つのドライビングモードを持つが、1周目は「スポーツ」で走る。
エンジンパワーは、グラントゥーリズモSに対して10psアップの450ps/7,000rpm、トルクは20Nm上回る510Nm/4,750rpmを発揮する。通常、市販モデルでピークパワーの10馬力差を体感するのは難しいが、走り出しとともに明らかに違いがわかる。というのも、パワーアップのみならず、110kgもの軽量化が施されているからだ。つまり厳密に言えばパワーの差というよりパワーウェイトレシオの差が感じられるということだ。
もともとトランスアクスル形式を採用するなど重量配分にこだわるマセラティだが、MCストラダーレもF48:R52と、ややリヤ寄りの重量配分を踏襲し、バランスに優れる。さらに、車高は10mmダウン、サスペンションやアンチロールバーもリセッティングされ、ロールが抑えられたボディは、軽さと相まってソリッドな動きを見せる。特にサーキット走行においてはコーナーターンイン時の鼻先の軽さやトラクション性能の良さとして実感できる。
さらに、足下にはマセラティ初となるブレンボ製のカーボンセラミックブレーキが採用された。ピックアップの良い加速性能にふさわしいストッピングパワーを発揮する。
グラントゥーリズモSとの違いを実感しながら、2周目はドライビングモードを「レース」にする。これまた、スイッチが入った瞬間に性格が変わる。アクセルレスポンスが向上し、シフトチェンジのスピードも上がってよりダイレクト感が増し、エギゾースト・サウンドもより高らかな咆哮を轟かせる。
エギゾーストシステムはバイパスバルブを備え、スポーツモードでは4,000rpm以上で開放するが、レースモードでは常時開放される。もともとマセラティのモデルはサルーンのクアトロポルテでさえ、“グッドサウンド”がウリだが、さらなるエモーショナルな世界へと引き込まれる。ちなみに、オートモードでは常時閉まっているため、街乗りにおいては過剰な音がストレスとなることなく、静粛性が確保されている。
レースモードでは、横滑り防止装置MSP(マセラティスタビリティプログラム)の介入タイミングも遅くなる。アクセルの踏み方によってはリヤのスキッドも許容し、つまりは積極的な限界域のドライビングでも邪魔されることなく楽しめる。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【遂に価格決定】フォルクスワーゲン新型ティグアン 3世代目は7年ぶりのモデルチェンジ
もうこんな[クルマ]作れないかも?? 買うなら今よ初代[コペン]!!
レクサス「UX300h」に特別仕様車/「LBX」にエントリーグレードを設定! 511万円と420万円からというお値段以上の中身を紹介します
はみ出した看板! 酔って道路に座り込み! ヘタしたら打ち水も! そこかしこで見かける道路交通法違反
欧州フォード、2027年末までにさらに4000人削減 EV工場も生産調整
【ヨーロッパ以外で初】本日から開催! アルピーヌA110RGTが「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」参戦
今年は飛びませんように……ラスベガスGP、マンホール/水道管の蓋を舗装&補強。昨年とばっちりのサインツも「安全が何よりの願い」
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!