今や1％台…電動化も相まってAT車全盛の中、あえてMT車を選ぶ理由はやっぱり「運転を楽しみたい」からだった

スズキ スイフトスポーツ ZC33S ファイナル エディション

いまやMT車の市場は1％台。今後はさらに…

運転そのものを楽しみたいユーザーや、趣味性を重視する層にとって、MT車には依然として一定の需要が残っています。

しかし、自販連による2019年のデータでもMT車は登録車全体のわずか1.4％にとどまり、一般的な大衆向けの選択肢とはいえません。近年はハイブリッド車や電気自動車の普及が進んだこともあり、MT車はさらに希少な存在になりつつあります。

実際、比較的手の届きやすいMT車であったスズキ「スイフトスポーツ」のベースモデルは2025年2月に生産を終了しており、現在は特別仕様車「ZC33S ファイナル エディション」のみの販売となっています。

さらに、その「ZC33S ファイナル エディション」も2025年11月に生産終了となることが発表されており、MT車の選択肢はさらに狭まっているのが現状です。

そのため、運転の楽しさを重視するユーザーにとっては、ますます厳しい環境に置かれているのは間違いなく、今のうちにMT車を楽しんでおくのが良いのかもしれません。

（終わり）

（写真：トヨタ、日産、ホンダ、スバル、マツダ、スズキ）